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2010年8月19日 (木)

『プリンセストヨトミ』「大阪を日本のハリウッドに!」注目映画ロケの舞台裏

『プリンセストヨトミ』「大阪を日本のハリウッドに!」注目映画ロケの舞台裏
「大阪を日本のハリウッドに!」注目映画ロケの舞台裏

先週、大阪中心部の道路が一晩中封鎖され、
5000人以上が参加する映画のロケが行なわれました。
大規模ロケの実現の裏には
「大阪を日本のハリウッドにしたい」というある男性の情熱がありました。

大正15年に建てられた大阪府庁。
84年の歴史が詰まった建物が、この夏、一変しました。

「よーい、スタート!」
「会計検査院・第六局の松平です」
「鳥居です」
「ゲーンズブールです」

映画『プリンセストヨトミ』。
堤真一さん、綾瀬はるかさん、岡田将生さんが演じる会計検査院の調査官が、
大阪城の地下にある”大阪国”の秘密を暴いていくというこの作品。
ほとんどが、舞台となる大阪で撮影されていて、
この日も物語の設定通り、実際に府庁を使って撮影が行われました。


綾瀬はるかさん
「建物の古い造りが作品の中をさらにより世界観を
増してくれるような建物だなあと」
堤真一さん
「やっぱり力もらえるんですよね。その場の雰囲気というか。
その中で役者ができることはすごく幸せなことだし。
こんなところを大々的に借りれるとは思ってなかったのですごく幸運です」

撮影が実現した裏側にはこの人の存在がありました。
「大阪ロケーション・サービス協議会」大野聡さんです。

大野さん
「目指せハリウッド、
日本で撮るなら大阪だという街にはして行きたいと思います」


「大阪ロケーション・サービス協議会」は大阪のPRのため、
10年前に大阪府や市、商工会議所などが
共同で設立した日本初のフィルムコミッションです。

映画などのロケを誘致するために、
制作者の代わりに施設の利用手続きを行ったり、
エキストラ集めも引き受けています。

大学を中退し、映画制作の現場で働いていた大野さんは、
8年前その経験を買われ、今の仕事に就きました。

大野さん
「ちょっと待って下さい。フルノさんから電話なんで…」

ロケの誘致に関わる膨大な仕事を、大野さんはほぼ一人でこなしています。
これまでに映画『HERO』や『沈まぬ太陽』など
1100以上の作品の大阪ロケを実現してきました。

大野さん「よくあるのが前例がないからって断られるパターン。
その前例を作る、作る努力をしてる時もそうですし、
それが完成した時、そうすると次のステップに進めるのでそれが一番の快感です」

「前例のないこと」へ。
今回も大きな挑戦が待っていました。
「大阪中の男たちが府庁の周りに集結する」という映画の重要なシーン。
これを実際に府庁の前の道路を一晩封鎖し、
2000人のエキストラを集めて撮影する計画です。
大阪のど真ん中を封鎖する前代未聞のロケ。
失敗は許されません。
制作スタッフと何度も現場の下見を重ね、
エキストラの待機場所や誘導方法などシミュレーションを繰り返します。

大野さん
「ここで失敗をしてしまうと次もう二度と、
道路封鎖をしてエキストラ数千人入れてっていう撮影が
できなくなってしまいますんで」

この日は道路の使用許可を警察へ申請する日です。
ギリギリになって警備員を増やすよう、警察から指示がありました。

大野さん
「警察の方は撮影のことは分からないっていうことはありますので、
そのへんの不安に感じるところはしょうがないと思うんですよね。
もうちょっと早く言ってくれるとありがたいですけど」

慌てて書類を修正し、提出の時間にはなんとか間に合いました。

大野さん
「前向きな返答はいただきまして、
もう基本的には14、15日の撮影もやっていくという方向で」

そして、撮影当日。
道路の封鎖が始まるのは午後8時。
その時に向け、府庁は映画の撮影現場へと姿を変えていきます。
エキストラも続々と集まります。
大野さんがインターネットなどで募集した結果、
参加者は当初の予想を上回り、のべ5700人にのぼりました。
あらゆる「大阪の男」を演じるため、衣装も貸し出されました。


消防士役「わたくしは、消防士の役でございます。
ほんとの職業ですか?大きな声では言えませんが、府の職員でございます」

警察官役「警官です。子供のころのあこがれだったんで」

お坊さん役
「(この役は自分で選んだ?)たまたまこの頭で選ばれたんだと思います。
もう世話いらずで」

大野さん
「これだけ集まるとかなり壮観ですね。テンション上がってますけどね。
まだ撮影も始まってないんでこっから気を引き締めてとは思ってます」

午後8時。
いよいよ、その時がやってきます。

「そろそろ絞ろかー!」
「はい封鎖かけますよー!」

ついに、府庁前の道路から車が消えました。
この時を待っていたエキストラたち。
大阪のど真ん中が人で埋まっていきます。
撮影は夜を徹して行われます。
翌朝9時までにこの重要なシーンを撮り終えなければなりません。


「よーい、スタート」
「カット!」

大野さん
「夢には何度でも見てましたけど、実際こうなるとやっぱり圧巻というか。
多分あっという間だと思います。こういう夢のような時間ですから」

封鎖開始から9時間。
夜が明けても撮影は続きます。
道路を封鎖出来るのは午前9時まで。
それまでに全ての人を、道路の外へ出さなければならないのですが…
8時50分になっても撮影が終わりません。

製作スタッフ「あと5分です!」
大野さん「急いでください!」
「本番、よーい、はい!」「カット!」「OK!」

8時55分、撮影終了。

大野さん
「道路の封鎖が解除されます!
車道にいらっしゃる方は至急歩道に上がって下さい!
道路を空けてください!」

午前9時。
13時間にわたって封鎖された道路が元の姿に戻ります。
ロケは成功です。
大野さんは新しい「前例」を作ったのです。


大野さん
「やりきった感じはあります。気は抜けましたね。
まだ撮影は続くんで気合入れていかないといけないんですが。
(Q次の目標は)できればもっと大阪を代表するような道路で
こんな撮影が出来たらいいなとは思いますけど。
御堂筋が止められたらいいですよね」

ハリウッド映画の撮影が大阪で当たり前に見られる日をめざして。
大野さんの夢は膨らみます。

2010年8月18日放送

スーパーニュースアンカー

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